何年経っても書道初心者

いつまで経っても書道初心者な自分の為の記録。作品制作のこととか、書道をする中で考えたこと、感じたことなど。

書道の創作ができない!を解決するために倣書をしてみよう

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どうも、サクライです。
日々、作品制作の難しさに心が折れております。(白目)


てなわけで今回は、心が折れない作品制作の方法としてかな作品の倣書のやり方について、自己流のやり方をまとめていこうと思います。


倣書とは?


ある書作品や、ある作家の書風によって、新たに詩文を書くこと。また、その作品。書を学ぶ上で、臨書から創作への段階として重視される。
コトバンクより)

とあるように、倣所は創作への前段階としてとても重要です。

  • 書道の創作ってどうやるの?
  • 創作してみようと試みたけど、挫折した

という人は、いきなり「っしゃ書くぜ作るぜぇ!!」と創作に取り掛かるのではなく、まずは倣書からやってみるのがいいかと。
ズボラな私がでもできるやり方なので、ハッキリ言って難しいことは何もありません。



というわけで早速やっていきましょう!

歌を選ぶ

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今回はこちらの本から、

五月雨の 空なつかしく匂うかな 花橘に 風や吹くらむ(相模)

という歌を選びました。
ちなみに訳は、こちらのサイト様を参考にさせていただきました。
相模(歌人相模) 千人万首

可能であれば、訳もしっかり調べた方がいいです。その理由としては、その方が感情移入もしやすいですし、紙の色などを決める際の材料にもなるからです。

字集めをする

書くものが決まったら、次は字集めをしていきます。
字集めをする理由は、誤字をなくすためという理由が大きいです。

ちなみに字集めのやり方なんですが、

  1. 古典のコピーを切り取って、繋ぎ合わせていく方法
  2. 古典を見ながら鉛筆などで書きおこしていく方法

のどちらかでやっています。
卒業制作の時は①の方法でやっていましたが、最近はコピーが勿体ないので、②のやり方でやっています。


▼①の方法例
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▼②の方法例
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こんな感じです。

構成を考える

字集めができたら次は、どんな構成にするか?を考えていきます。

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今回は小さい色紙サイズに書きたいと思っていたので、構成は寸松庵色紙を参考にしました。
行書きにする時はここまでせずに、先ほどご紹介した字集めの例①のように字集めをした段階で終わりです。

行書きの時は、全体の構成(流れ)だけ決めてツラツラ書き進めていく感じです。

とりあえず書いてみる

ここまで終わったら、ひとまず実際の作品サイズに書きおこしていきます。

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ひとまず書き終わった段階です。
まだまだ字粒も小さく、ビビリながら書いているのが伺えますし、また、墨の変化も甘いですね。


が、これでいいのです。最初から完璧になんて書けませんから。
本当にこの考え方は大切だと思います。最初から完璧になんて無理です。
そこをしっかりわかっていないと、これもまた挫折の原因になるので、しっかり頭に入れておきましょう。

どうせここから良くなっていくので、焦らずいきましょう。

構成や案を練り直し、書き込んで完成

  1. 1枚書けたら、それを眺めながら課題点を探す
  2. 1つずつ改善

これの繰り返しで、「やはり構成を変えよう」となることもありますし、「墨継ぎの場所を変えよう」「字体を変えよう」など、ここで書き込んでいきます。

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これらの工程を繰り返し、やっと1つの作品ができあがります。
ちなみにこれは、何も倣書に限ったことではなく、創作にも通ずる工程だと思っています。
倣書だろうが創作だろうが、何回も何回も練り直して、満足のいく作品を作り上げるという点では、同じことですからね。


そして出来上がったものがこちらになります。
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最初にとりあえず1枚書いたものと比べてみると、全く違う作品に仕上がりました。
こじんまりと自信のなさそうな文字だったのが、構成を練り直すことで次第に気持ちに余裕が生まれたり、更なるやる気を引き出したり…。
その結果、何とか作品として見られるくらいにはなりました。

書道で創作難民の人へ!倣書のススメ&そのやり方まとめ

臨書から創作へ進む段階というのは、本当に難しい&わからないことだらけだと思うので、まずは倣書から始めてみるのがいいかと思います。


倣書はある意味「お手本がある創作」なので、取り組みやすく、挫折しにくい方法です。
「できた!」が増えると、自信にも繋がります。


いきなり創作へ進んで、「書道の創作は難しい。自分には無理」と挫折してしまって、作品を生み出せないのは、とても勿体ないことだと思います。


書道に限らずですが、自分で作り出せるようになると、楽しさは倍増しますよ。
「倣書も今はまだ難しそう」という方は、まずは「短冊臨書」などから始めてみるのもおすすめです。
力はちょっとずつ、つけていきましょう!


以上、私がしている倣書のやり方について、まとめてみました。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!